なんとな〜く、成虫と卵嚢の形が似ているが、卵嚢の方はヒメカマキリの仲間に多い形なので、この事に深い意味はあるまい。
う〜ん、あんまり良い名前とも思えないけど、とりあえず『大昆虫記』のをちょっと変えて「ハネビロヒメカマキリ」とでも呼ぼうか…。
卵嚢は40日程度で孵化した。孵化した幼虫は腹部に赤みを帯びており、ある種のアリにそっくり。ショウジョウバエを長距離追跡して捕らえるなど、かなり活発な姿を見せてくれる。
危険を感じると体を伏せる仕草や卵嚢の形、アリに擬態した幼虫など、羽の形は特異だがやっぱりヒメカマキリの仲間なんだなぁと思わせられる。
☆追記☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
▲左がその2、右がその1の1齢。その2は赤アリに似る。
▲2齢幼虫
▲3齢幼虫 腹部の突起が発達し始める。
▲4齢幼虫 この個体はオスかな?
▲危険を感じると伏せ、面白いくらいぺしゃんこになる。
▲終齢幼虫
▲新成虫のオス
▲新成虫のオス 横から。
▲メスは1匹だけ羽の短い個体が出た。短翅型なのか、ただの羽化不全なのか…。
▲交尾
▲交尾させるのに特に苦労は無かった。
間違いなく飼い易いカマキリであったが、それゆえの油断により数を減らしてしまい、この次の代で絶やしてしまった。
ひでじさんより「ワンピース」なる素敵な異名を賜ったりして、掲示板上でなかなか人気者のカマキリだっただけに、頒布するほどたくさん増やせなかったのが悔やまれる。